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ケルメサイト

硫化鉱物の変り種

ケルメサイトは、鉱物学的には「硫化(りゅうか)鉱物」と呼ばれるグループのひとつです。

硫化鉱物は、硫黄(いおう)と金属元素が化合してできた鉱物のことで、一般的に「不透明」「重い」「金属光沢を持つ」などの特徴があります。

ケルメサイトは、硫化鉱物グループ内ではやや異色の存在です。

まずは透明感があります。そして、化学式を見ると、酸素を含んでいることがわかります。

硫化鉱物で酸素を持っているのは、非常に珍しいことです。産状的にも、成分的にも、「異色」で「孤独」なケルメサイト。

その主成分であるアンチモンの語源が、ギリシア語の「アン・モノ」、すなわち、「孤独嫌い」であるというのは、なんとも面白いことです。

孤高の紅姫の心の内には、淋しがり屋の一面もありそうです。

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