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カメレライト

クロライトとは

クロライトは単独の鉱物名ではなく、十数種類からなる、鉱物グループの名前です。


「クロライト」という名前は、ギリシア語で、「緑色」を意味する単語に由来していますが、緑色、暗緑色のほかに、カメレライトのような紫色や、褐色のものなどがあります。


紀元前2600年ごろから800年あまりに渡ってインド・パキスタンに位置するインダス川流域で栄えたインダス文明は、モヘンジョ・ダロやハラッパーなど、非常に高度な計画都市を生み出したことで有名ですが、その知恵と技術がどこからもたらされたものなのか、長年の謎とされていました。


その謎を解く鍵のひとつとして、大きな注目を集めているのが、近年発見された、トランス・エラム文明の存在です。トランス・エラム文明は、現在のイラン高原にあった、アラッタ国の文明のことです。


クロライトはアラッタ国の特産品で、クロライト製の建造物や、装飾品、器などが大量に発掘されました。モヘンジョ・ダロの地下遺跡からも同様のものが発見されていることから、先行して栄えた、メソポタミア文明の知恵が、トランス・エラム文明を経由して、インダス流域にもたらされたのではないか、と考えられています。

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