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コーラル

山珊瑚

海で採れるはずのものなのに、「山珊瑚」という不思議な名称で呼ばれているものがあります。


実は「山珊瑚」とは、由来も成分もまったく異なる三種類のものが、混乱して呼ばれている名前なのです。


ひとつは、キノコの一種で「ハナビラタケ」のことを指します。白い花びら状のキノコで、「マツマイタケ」とも呼ばれています。外観が珊瑚に似ていることから、「山珊瑚」の愛称がつけられました。


もうひとつは、アラゴナイト(あられ石)の一種で、珊瑚のような形状をしたもののことをいいます。


そして、最後は「珊瑚の化石」です。かつて海だった場所が陸となり、化石化した珊瑚が発掘されることがあります。


このように異なるものがひとつの名称で呼ばれるのは、ややこしいことこの上ないことですが、どれもがうつくしく、「山珊瑚」の名称にふさわしいものなのです。

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