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クリソベリル

キャッツアイ効果

キャッツアイ効果は、鉱物の中に微細な繊維状、または針状、チューブ状などの結晶片が一直線に並んで含まれているときに、特殊なカットをほどこすことによって起こります。


外部から入った光は、内部の結晶片に反射して浮かび上がり、さらに丸く磨かれた外側の石がレンズとなって光を集めるために、鋭い光輝を放つ、一直線の帯が生まれるのです。


こうした効果が生まれるのは、非常に稀なことではありますが、実はダイヤモンドを除いて、ほとんどの鉱物で見られる現象です。

しかし、包有物によって透明度や色の純度が失われてしまうことが多く、宝石級のうつくしさを保ったものは、「キャッツアイ・ルビー」というように、宝石名の上に「キャッツアイ」の名前がつけられ、価格もはねあがります。


稀なこととはいえ、「ほとんどの鉱物で見られる効果」が、クリソベリルに関してだけ、宝石名にまでなっているのには、ふたつの理由があげられます。


まず第一に、クリソベリルのうち約20%が、キャッツアイ効果を持っています。これは他の鉱物とは比較にならないほど、非常に高い確率です。


ふたつめの理由は、包有物の特殊性にあります。他の鉱物と異なり、クリソベリルに含まれる物質は、細長いチューブ状の液体であることが多いのです。このため、透明度が損なわれることがなく、通常の鉱物片よりも光の反射が強く、鮮明な帯が浮かび上がるのです。

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