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アンバー

賢治と琥珀

アンバーの世界的な産地のひとつに、岩手県の久慈市があります。久慈産のアンバーは、白亜紀後期のスギ科の針葉樹の樹脂でできており、赤みを帯びた茶褐色や黒色、縞目の模様などが多く産します。


岩手県が誇る文学者、宮沢賢治にとっても、琥珀は非常に馴染みの深い宝石でした。


「石っこケンさん」とからかわれるほどに鉱物好きだった賢治は、空や太陽、月、星、海などの色合いを、
さまざまな宝石を使った比喩で表現しています。


「水仙月の四日」という童話には、「まもなく東のそらが黄ばらのやうに光り、琥珀いろにかゞやき、黄金に燃えだしました。丘も野原も新しい雪でいっぱいです。」というためいきが出るほどにうつくしい朝日の描写があります。

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